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越冬の準備

めっきり涼しくなったなあと思ったらあっという間に寒くなった。

夏場でさえ3~4時間はかかっていた自家製酵母パンの発酵時間が、6時間、8時間、12時間とうなぎのぼりに増えてゆく。
そろそろ温度対策をしなければ。


というわけで、簡易発酵器を作りました。

自家製発酵器


発泡スチロールの箱は、職場(某かに専門店)にて入手。
築地にある十一屋さんというおいしい漬物屋さんの、おいしい漬物が入っていた。

「このハッポー(スチロール)、もらってもいいですか」
「いいですけど、漬物臭いですよ」
「かに臭いよりはマシです」
「それはそうですね」

というやり取りを、調理場主任と交わす。

この中に、ぎりぎりシーズンオフでバカみたいに安かった湯たんぽ

 


当時(ほんの2~3週間前)は税込み204円だった。

を入れ、
昔々チョコレートのテンパリング用に購入したものの、ほとんど出番がなかった温度計を突き刺したら完成。


…かと思いきや、発酵の具合を確かめるのにいちいち蓋を開けるのは手間だし、温度が下がってしまうし、何よりハッポー(スチロール)の擦れるキュコキュコという音が耳障りだなあ。

と、入浴中に湯船の中で思い至り、風呂から上がるやバスタオル一丁でプチ改良。

改良部分

のぞき窓を作りました。

カッターで四角く切り抜き、裏からOPP袋を貼り付け、蓋に取っ手をつける。
作業時間5分。湯冷めしないでよかった。


庫内は、最近入手した念願の


これが、開いたまま入る広さ。
さすがに天板は入らないが、型に入れて焼くタイプのパンなら二次発酵までこの中でイケる。

レンジの発酵機能を一切使わずに、寒い冬を乗り切ることが目標。
適温に保たれたハッポー(スチロール)の中で気持ちよさそうに発酵しているパン生地を見ていると、一緒にこの中に入りたくなってくる。

ふわふわのパン生地の上に寝そべりながらのんびり読書とかしている自分の姿を思い浮かべ、つかの間の妄想タイムを楽しむのであった。



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ハード系おかずパン二種

このブログに何度も登場している、私が初めて購入した自家製酵母パンのレシピ本
【自家製酵母で作るワンランク上のハード系パン】


ここに作り方が載っている元種は、並はずれて水分量が多いしゃばしゃば元種のため、他のレシピに応用が利かない(それは私が算数が苦手だから)。
一度元種を起こすと大体パン焼き2回分の分量になるので、立て続けに二種のハードパンを焼いた。


まずは、ソーセージバゲット。

ソーセージバゲット

今までろくに成功をしたことがない難関のバゲットに、なおかつ具を入れちまおうとは我ながらいい度胸である。

予想通り、成形の時点で数々の失敗があった。
打ち粉が足りずべたつく生地に手こずる。
やっと巻き終わり、布とりのためにパンマットに移し替えようとすると、中に仕込んだ3本のシャ○エッセンがグネグネうねり、ヌンチャク状態になり手こずる。
その他いちいち手こずる。

オーブンに入れる頃には大失敗の予感が確信に変わっていたが、あにはからんや、案外まともな見た目。
特にクープは、今まで焼いたどのハード系パンよりもメリメリといい具合に開いている。

しかし切ってみると




上:断面は丸いが目が詰まっている。




下:気泡は多少入ったが底がぺたんこ。



何とも微妙だが、あれだけ手こずったのだから無理もない。

しかししかしそこは具入りパンの強み、ぷりぷりジューシーなシャウエッ○ンのおいしさに助けられ、ちゃんと食べられるモノにはなっていた。ありがとうシ○ウエッセン。我が家はやっぱりシャウエッセ○。これからも浮気はしないからね。



そして次は、ジェノベーゼカンパーニュ。

ジェノベーゼカンパーニュ

黒糖ナッツ以外のカンパーニュを焼くのはとても久しぶりである。
バジルペーストを練りこんだ生地にベーコンを巻き込み、チーズを乗っけて焼く。
レシピでは二分割だったが、食べきりサイズ(にしてはかなり大きいけど)の四分割にしてみた。

捏ねから焼きまでずーっとバジルペーストのいいにおいが漂い続けて、食べる前から満腹になるくらいだった。


断面。

写真では分かりづらいけど、すごくみどり。





個人的好みとしては、ベーコンをもっと増やして、チーズを中にも入れた方がいいような気がする。
バジルペーストがまだ余っているので近々また作る予定。

ハードパンは夫の好物のようで、消費速度が速い。
「そんなに焼いて食べきれるんですか」
という質問をよくされるが、むしろ生産が追いつかないこともあるくらいである。
いいんだか悪いんだか。





【今回のチラリズム】

穴から見切れるシ○ウエッセン。







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どっちにしてもアメリカ

モンキーブレッド

モンキーブレッド。

クグロフ型を手に入れたら一度は焼いてみようと思っていたのだ。(いわゆる「クグロフ」という名の、ドライフルーツたっぷりの菓子パンにはあんまし興味がない)

小さく丸めたパン生地に、溶かしバターに砂糖をどかどか入れたシロップを、これでもかと親の敵ほどに絡めに絡め、型にぽんぽん放り込んで焼き、手でむしりながら食べるという、どうしようもなくアメリカンなスタイルのパンである。

粉は1CWを100%使用。
うちの型が18cmなのに対しレシピは17cm型の分量だったので、1CWの釜伸びの良さに期待したのと、どうせこんなに砂糖まみれになるんだからいい粉を使う必要もないだろう(決して1CWが悪い粉だというわけではないが、比較的安価だから)という、めずらしく明確な動機。


前々回の記事で、熱伝導の良いブリキなどの型にハマっていると書いたが、このクグロフ型は迷った末、シリコン加工のものを購入した。
凹凸が多いからか、クグロフ型の場合は型離れの良いシリコンが一般的らしいという情報による。

たしかに型離れはとてもよかったが、やっぱり底と芯の焼きがちょっと甘くなってしまっているなというかんじ。
ただこのパンに関しては、むしる場所によってカリカリだったりしっとりだったりと違う食感が楽しめるという、ひょうたんからコマな展開になった。


夫はひとむしり食べて
「ふん、アメリカだな」
と、反米思想丸出しのコメントをしておきながら、食卓を通りかかるたびにひとむしり、またひとむしりとつまみ続け、あっという間に




こんな状態になってしまった。





翌々日くらいまでそのまま食卓に放置していたが、べったりシロップのコーティング効果か味はほとんど落ちることはなく、通りすがりに食べるという食べ方を最後まで貫き、完食。

「まあ、アメリカ人だったらおやつ一回分なんだろうな。だからどいつもこいつもブクブクブクブク…」

夫の反米コメントは以下略とさせていただきます。



そんな食い散らかし系おやつパンだけでは心許無かったので、同時にバンズも作った。

うずまきバンズ


丸めた生地をイングリッシュマフィン型に入れ、ぎゅっと押しつぶすついでにカイザースタンプ(うずまきバージョン)でもってぎゅぎゅっと型押し。

でもどうしても高さが出過ぎてしまって、具を挟むとあごが外れそうなバーガーが出来上がってしまう。
調べてみると、生地をちゃんと麺棒で延ばしてから型に入れるといいらしい。今度はそうしてみよう。

このバンズは、はるゆたか100%品を初使用。
「幻の粉」という謳い文句に踊らされて、もったいながって開封せずにいたが、そんなことして期限が切れたらアホみたいと思ってついに使ってみた。

まあ、確かに、おいしいかも。舌がバカなのでこの程度の感想になってしまうが。
しっかりして噛みごたえがあるが、噛んでて途中で飽きてしまうようなことがないのは、粉のおいしさのおかげなのかもしれない。
なんかの拍子で安くなったらまた買ってみてもいいかもなと思った。やすくなったらね。



【今回の軍手】

オーブンミトンを軍手二枚履きに変えてから、作業効率が飛躍的にアップしました。





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ギャンブルケーキ

特別な日に誰かにプレゼントするようなお菓子は、出来る限りの自信作でありたい。
何度か試作をして、自分以外の人にも試食してもらって、そういう過程を踏んだものでありたい。

ところが、家人が相手だとそうもいかない。
なにしろ、今までの試作品はすべて食べられてしまっている。
自信と新鮮味をはかりにかけると、やっぱり記念日ですから、後者を優先すべきかなと思ってしまう。

で、毎回、ぶっつけ本番で新作を作る羽目になる。


10月某日、夫の誕生日。
謎の黒ケーキ(新作)が完成。

謎の黒ケーキ

「ガナッシュはいじりすぎないように、手早く塗りましょう」
はいはいわかってますよ。ぺたぺたしすぎましたすいません。

ぼこぼこの側面から目をそらし、頂上に寄ってみれば


溶岩ケーキ近影

溶岩の海に浮かぶ枯れ葉と、ハートのガイコツ。
作り手の深層心理が浮き彫りになったかのような、思春期の男子がこんな手作りケーキをもらったらちょっとしたトラウマになりそうな。

デコレーションって難しいですね。


しかしそんな微妙過ぎる外見にめげてはいけない。めげるな夫よ。
このケーキの真価が問われるのは、カットしてからなのだ。
そしていざカットするその時まで、成功か失敗かわからないのだ。

ドキドキの入刀。果たして。






サン・セバスチャン


ヤッター。ヤッタヨ!
この市松模様がちゃんとできていればもう成功。味なんか二の次なんだヨー!!


サン・セバスチャンという御大層な名前のこのケーキは、浅井商店のレシピ集(←このレシピ集を見てると道具がほしくなる。商売がうまいぜ!)で初めて存在を知って、最終的にはクックパッドのこのレシピを参考に作った。

材料はあんずジャム以外は全て在庫で済んで、買ったものは


これが二つ。

あとはコンパス。画用紙。


お金と手間をはかりにかけて後者を優先した、清貧バースデーケーキ。
家人からも好評で、なによりであった。

ただ、ほんとうに、本当にめんどくさかったので、14年後の夫の還暦祝いまではもう焼かないであろう。
そのときはちゃんちゃんこ代わりの紅白ケーキにしようかと思っている。





【今回の日の目】

ピースに立てかけてみたらやっと存在感が出た
ハートガイコツ。






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焼き型考察

たまには菓子パンぽいのもいいなと思い、軽ーい気持ちで焼いてみたプチチョコパン。
参考レシピは【自家製天然酵母のおうちパン 】


プチチョコパン


軽ーい気持ちで焼くなんざあ100年早かった。
作り手のずぼらな性格が如実にあらわれた、なんともツッコミどころ満載の出来に。

写真左側の二つが自立できていないのは、型に入れる際に手が滑って、真下に行くべきだった閉じ目がずれてしまったため。
謎の横ラインは、型の淵に溜まったつや出しの卵液が焦げたもの。

で、肝心の具であるチョコレートは、焦げ卵液ラインより上の部分にちんまりとおさまっているのみで、下半分はチョコのかけらも見つからないただのパンであった。


まあ、そんな自分のガサツさはとりあえず横に置いておくとして、今回面白いなと思ったのは、型の種類による仕上がりの違いであった。

今回はプリン型6個分のレシピ。
我が家のプリン型の在庫は、アルミ製の若干縦長の型が6個と、縦横バランスとしては平均的なステンレス製の型がなぜか2個。
試しに両方使ってみることにした。

左:アルミ型    右:ステンレス型
熱伝導率の差が歴然。

ステンレスはもともと焼き型向きではないらしいので仕方がないが、型から出したときに、側面がトップと同じ色にこんがり焼き目が付いていると、ちょっとした感動を覚えてしまう。

アルミ型はそれほど手入れが大変ではないけど、同じく熱伝導の良さが特徴のブリキとか、アルタイトとかギルアとかの型は、事前に空焼きが必要だったり、基本水洗いできなかったり、油をなじませるために使いこんでいく必要があったりと何かと手間だが、電気オーブンの弱い火力に嫌気がさして、パンや焼き菓子作りから遠ざかっていた身としては、その程度の手間で済むならお安い御用といったかんじだ。

しかもこれらの型は軒並み安価である。
なのでついつい、かっぱ橋略してKPBを血まなこになってかけずり回ったり、道具店サイトをニヤニヤしながら延々眺めてしまったりする。
持ち前のオタク気質全開の今日この頃なのである。




【今回のおすすめ商品】
そんなテコい焼き型マニアの強い味方、オイルスプレー。

なぬ?セール中ですと!?


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花も嵐も踏み越える

ある日のシフォン。

崩落シフォン

著者の名誉にかかわりそうなので参考レシピは秘す。
「アプリコット&チーズのシフォンケーキ」という、なんともそそる名前のシフォンだった。


ちょうど期限がやばいクリームチーズがあったので、それをまるまるひと箱使い、我が家で最大の20cm型で焼いた。玉子は7個使用。
アプリコットジャムの在庫がなく、「ジャムはお好きなものに変えてもオッケー」ということだったので、場所を取るから冬まで開栓しないでおこうと思っていた特大ゆず茶(ジャムらしきものがこれしかなかった)のビンを、このためだけに開けた。

全て在庫で済ませたものの、今まで作った中ではかなりゼイタク系のシフォンだったので、失敗のショックでひっくり返りそうになった(大げさ)。
「これはチーズケーキなんだよ」と、自分と夫に言い聞かせ、手でむしりながらむしゃむしゃ食べた。完食まで数日かかった。
そして現在、ただでさえ自家製酵母のビンが幅を利かせている冷蔵庫にさらに特大ゆず茶のビンが加わり、とんでもない圧迫感を放っている。


そんな残念な結果を踏まえ、初めて作るシフォンはいきなりデカサイズにするのはやめようと心に決めた。
かというとそうでもない。



その直後のシフォン。


ピンクグレープフルーツのシフォンケーキ


ピンクグレープフルーツのシフォン。
参考書は例によって【まいにち食べたい“ごはんのような”シフォンケーキの本】


ホールとピースがなぜ同じ写真におさまっているかといえば、いちどに2ホール焼いたから。
仲良くオーブンに二つ並んだ17cm型を眺めながら
「これが全滅だったら笑っちゃうな、はは」と、乾いた笑い声が出た。


ピンクグレープフルーツのシフォン(カット)



よく見れば、かなり大きい穴があいてたり上の方が焼き縮んでたりするが、前回の大崩落に比べればこんなものは失敗のうちに入らないのだ。気にしない気にしない。





子供の頃、つぶつぶオレンジのジュースが大好物だった。

グレープフルーツ2個分のつぶつぶをほぐす作業は結構骨が折れたが、このノスタルジックなつぶつぶ食感には労も吹き飛ぶ。

2ホール全部一人で食べてしまいたかったがぐっと我慢して、普段牛乳とか昆布とかいろんなものをくれる心優しいパート仲間たちに差し入れることにした。

普段は「人様にあげられるほどのものでは…」と、ひたすら自家消費に走っているが、大失敗の後だけに実際以上に大成功したようなつもりになって、気が大きくなっちゃったのである。



いつかは自信を持ってひとさまにおだしできる売り物みたいなステキシフォンが焼きたいけど、それまでに何百回失敗すればいいのだろうか。
道は険しく長い。


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挟み欲

うちの夫がええかっこしいなのは、俳優という職業柄ではなく、ほとんど性癖である。

その性癖から来るタブーはいくつもあるのだが、そのひとつが「弁当を持ち歩く」こと。
理由は「所帯臭い(から格好悪い)」。
とてもとても、愛妻弁当を喜んで持ち歩くようなタマではない。新婚当初からこの調子なのであった。

しかし最近になって、追加ルールが加わった。
「ただし、パンなら良い」。

握り飯はイヤだがパンなら良い。そこんところの、わかるようなわかんないような線引きが、性癖たるゆえんか。

というわけで、二人暮らしではどうしてもだぶつきがちになるパン在庫を、夫がせっせと出先で消化してくれるようになった。

せっかく外に持ち出すのなら、栄養バランス的に何かしらのおかずが、具があった方がいい。

具を挟むのに最適なパンの代表格といえばやっぱり、ハンバーガーバンズである。


ハンバーガーバンズ&ミニ山食



今回は、自家製天然酵母のおうちパン の『まるパン』レシピで作成。

粉300gのうち
1CW:150g
はるゆたかブレンド:100g
はるゆたか石臼挽き全粒粉:50g

という、いつもながら根拠のない配合。
外麦と内麦をブレンドしてしまったので、水分量がレシピ通りでは厳密にはいけないはずだと思ったが、ずぼら全開でちょろりと増やした程度。


直径9cmのイングリッシュマフィン型を使用。
これに粉をまぶした生地を入れて、天板で重しをして焼けばイングリッシュマフィンに、重しをせずのびのび膨らませればハンバーガーバンズになる、というわけである。

型が6個しかないので、8分割した生地のうち2個を
ミニパウンド型に詰めてミニ山食にしてみた。
が、結局、型に対する生地量が少なかったようで、膨らんだあとも型の外周まで届かず(←型使った意味ナシ)予定より小ぶりな仕上がりになってしまった。

でもまあ、かなりバンズっぽい。
同じ型を枠にして焼いた目玉焼きを、野菜やチーズと一緒に挟む。

さらに、型にはめて焼いた薄いパティを挟めばもう完璧にハンバーガーだが、面倒なのでハムやベーコンで代用。

これを、わざわざモ○バーガーに電話してサイズ確認をしてから業務用包材店で購入したバーガー袋で包めば、バーガー弁当の完成である。


「お、お店のやつみたいだね」
というのが、性癖が行き過ぎてすでに変態といっても過言ではない夫の、精一杯のほめ言葉なのである。
ありがとよーだ。



ミニ山食近影

【今回の脇役】

ミニ山食近影。









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成形パン二種

休日前夜に生地を仕込み、明朝焼き、そのまま次の生地を仕込み、夜にまた焼く。
そんなサイクルができつつある。ヒマか!!

この日は、苦手な成型パンにチャレンジするデーとした。
どうせなら、ハードタイプとソフトタイプの二種類にしてみよう、ということで。


一種目 カイザーゼンメル(ライ麦入り)

カイザーゼンメル

硬派なドイツパン。
このパンは、10年前から気になっていた。だって名前がかっこいい。
ドイツ語の響きってかっこいい。ブンデスリーガとか。チョー強そうじゃん。

おりしも、かっぱ橋略してKPBにてカイザースタンプを手に入れたところだったので、焼いてみることにした。
参考資料はやっぱり

自家製酵母で作るワンランク上のハード系パン 


これ。表紙が美しい(しつこい)ので画像リンクにしてみました。
カイザースタンプを、二次発酵の前後で二度押しするように書いてあったのでそのようにしたらまんまとズレて、いまいち煮え切らないカイザーさんになってしまった。

初めて食べるカイザーゼンメル。味の正解は全く分からないまま、試食。
か、固い…。皮がまるでせんべいのようだ。しかも南部せんべいのようだ。
淡泊過ぎるほど淡泊な固い皮が延々続くかと思ったら、その下にもちもちパンが現れた。
そして噛んでいるうちにだんだん味が出てくる。まるで南部せんべいのように。
いままで作った中で一番のハードなパンになった。



二種目 ミルクハース

ミルクハース

名前・それは・燃える・いのち!(ゴダイゴ)
聞いただけでおいしそうなビューティフルなネームと、まくわうりのようなひょうきんな見た目に心惹かれていたら、最近購入した新レシピ本
【自家製天然酵母のおうちパン】に作り方が載っていた。
名前は「ミルクパン」となっていたが、いや、ここはあえて「ミルクハース」と呼ばせていただく。

うーん。まくわうりクープがきれいに出なかった。
成形パンでいつもつまづくのがこの点なのである。
オーブンに入れると、本来くぼんでいるべきところがどんどん膨らんできて、全体にのっぺりした表面になってしまうのだ。
だからクープも、開くんだけどエッジが立たない。
これは発酵の度合いから成形の仕方、クープの入れ方、オーブンの特性と、いろいろな要因がありそうなのでもういろいろ試してみるしかない。

味の方は、レシピを無視して隠し味程度にみみっちく(なぜなら高価だから!)入れてみた発酵バターが思った以上に全然隠れてなくて、あまりにも芳香漂って、そんなに漂ってなくってもいいかなと思うくらいだった。

これは我が家の、定番ソフトパンになりそうな予感がする。
次回からはちゃんとレシピ通り無塩バターのみを使い、まくわうり問題にも果敢に立ち向かいたい。




食べかけゼンメル

【今回の南部せんべい】

ひと口め。
あごの武者修行やー。(彦摩呂)






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